Oneday To Someday 第二話
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『変わったね』って何に対して言ってるの?
歳取るし流行りもあるし、見た目はそりゃ変わるでしょ。

…とか、むきになってまで言い返す事でもない。
「そう?」って素っ気なく返して会話を終わらせる。


何も変わってないよ。
食の好みも、音楽の好みも、人の好みも。

本当に好きなものは昔から変わらない。
だけど、妥協した仕事や環境に時間を奪われながら社会に巻き込まれていく。

ってかさ、オフィスカジュアルって何処まで許されるの???
いい加減もう誰か決めて欲しいんですけど!?

周りに合わせる為に無難な知識を手に入れる。
メイク動画を再生しながら「結局は元がいいからでしょ!」ってやさぐれる。

そういう人たちも努力してるんだって事は分かってる。
元から何か持ってる人たちに努力されたら、自分なんて追い付けないじゃんとも思ってしまう。

変わんなきゃいけないのかな。
流行りに乗るのと流されるのって何が違うのかな。

なりたかった私ってどんなんだったっけ?


LINEの履歴を遡って、最近ご無沙汰になってるアイコンたちが目に入った。
卒業してもしばらくやり取りがあったのに、少し時間が過ぎただけで遠く離れた気分。

いくつも送ってみた、「最近どうしてる?」

既読スルーでも、生きてはいるらしいって事を確認出来たんだから良し。
未読だと実はもう死んでるんじゃないかって不安になって、でも確認のしようがない。

返事が来て何往復か続いた人たちと同窓会をする話になった。

私はみんなにどうなっていて欲しいのか。
自分でもまだ分からない。

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思い出のいつかから、夢見るいつか。
written@2023

◆♂
○♀

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△♀
◇♀

第一話
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第二話
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