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今日が

今日が
〇キャスト
･カストル…心が無い男の子。名前はアトリアがつけた。(アトリアが撃たれるまでは感情を出さない。？や！もほとんどつけてないので読みづらいかもしれないです。)
･スピカ…心を知らない女の子。名前はアトリアがつけた。(感情はあるけどしたいことが分からないので周りについて行くだけの流され少女。)
･アトリア…根は優しい殺し屋。指名手配されている。(撃たれてから仲間を思う気持ちが強くなり、一人称が僕に変わる。少し男味が強くなる。)
･カフ…アトリアの親友。雑貨屋を営んでいるが本業は情報屋。お調子者だけどアトリアを第一に考えている。
･憲兵１…憲兵の振りをした組織の人間。アトリアを裏切った張本人。名前はリゲル。アトリアをとても尊敬している。
･憲兵２…アトリアに親友を殺された。アトリアを恨んでいる。(狂ってる時でも内心では悔しくて泣き叫びたいのを堪えてる感じ。)
カストル、スピカは儚げで落ち着いた見た目です。白orベージュ系オススメです。
舞台は中世ヨーロッパ的な雰囲気。
４人が隠れられる程の瓦礫の山(物陰)等、廃れた街を作ってください。
カフの雑貨屋は布を敷いた上に商品並んでるイメージ。そこまで作り込まなくておk。
小道具はカストルのブレスレット、スピカの髪飾り、その他雑貨、憲兵２に持たせる拳銃、手当に使う道具(救急箱的なもの。)
＜本編＞
上手側にカストル登場(花道でも〇)
カストル　僕は心が無い。笑うって、悲しいって何。思い出って、何。
下手側にスピカ登場(花道でも〇)
スピカ　　私は心が分からない。今、あの時、私は何を考えていたのかしら。
カストル　僕達何も知らないんだ。
スピカ　　私達似てるわね。
カストル　そういえば、僕達双子だったっけ。これはそんな双子の物語。
カストル、スピカ中央へ移動
カストル　あぁ、今日もまた
スピカ　　何も無い一日が始まろうとしてる
二人　　　「「今日が早く終わってしまえばいいのに」」
暗転　明転
中央で二人が背中をくっつけて寝ている
朝
カストル　眩しい…。
スピカ　　これ、朝って言うのよね。
カストル　朝…。今日は何したい。
スピカ　　知らない。
カストル　言うと思った。…なら、ここを見て回ってみようか。
スピカ　　そうね。なにかあるかしら。
辺りをうろうろ
スピカ　　相変わらず、この街は人がいない…。
カストル　代わりに瓦礫の山が沢山…。
スピカ　　今日もつまらない景色を眺めるだけかしら。
カストル　そうだね…。
走る足音
カストル　誰か来る…。
スピカ　　ちょっと様子を見ていましょう。こっち来て。
二人は物陰に隠れる
アトリア逃げながら登場
アトリア　はぁっはぁっ…ここまで来れば…。
物音がする
アトリア　そこにいるのは誰？！
二人が物陰から出てくる
アトリア　君達、子供…？何故こんなところに？
スピカ　　それよりあなたは？
アトリア　あぁ、自分はアトリア。君達どこから来たの？
二人　　　知らない。
アトリア　え？迷子？名前は？
二人　　　知らない。
アトリア　えぇ？どういうこと…？ん〜じゃあ…君はカストル、君はスピカ！君達の名前だよ！
カストル　カストル…。
スピカ　　スピカ…。
アトリア　どう？気に入ってくれた？
カストル　気に入るって何。
アトリア　え？

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