あらすじ
航空・宇宙資材メーカーの社員、須郷雅令は、ある休日の午後、量販店に買い物に出かけ、そこで同僚の原岡拓馬が夫婦のように共に暮らすアンドロイドのマイコを見かけ、声を掛ける。拓馬は雅令と共に火星探査隊に応募して合格しており、訓練中の休日だった。
拓馬はその後2か月ほどして予定通り火星へと出発するが、途中で突然の事故の犠牲となる。マイコはガードナーである拓馬の死により、神経中枢にあたるマインドコアがいずれ廃棄される定めであり、残された時間の中でアスナを世話し、慰めようと勤める。
雅令は悲しみの中でマイコに会う。マイコからは残ったボディーに別のコアを装着したアンドロイドのガードナーとなるよう勧められる。約2か月後、マイコはメーカーであるアンドロスゴイ社に予定通り回収され、マインドコアを入れ替えて誕生した朱莉が日本支社に送られてくる。朱莉は日本支社社員である高田、ヤッコ、マサヤらと言葉を交わしたのち、ガードナーとなる雅令への引き渡し場所である居酒屋へ向かう。居酒屋で朱莉と向かい合った雅令は、ほのかな恋心を抱いていたマイコとの個性の違いに意気消沈する。そこに雅令の元彼女であるカオルが現れる。
同じ頃、アンドロスゴイ日本支社では高田、マサヤ、ヤッコが雑談している。ヤッコには朱莉に関して何やら気がかりなことがあるという…。